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Report > YOSHI ARAYAの「嘘の裏を読め」

SOMEWHERE BACK IN TIME WORLD TOUR 08観戦記

IRON MAIDEN at 幕張メッセ

2008年2月16日(土)。筆者は飛行機で高知から羽田へ向った。東京への移動手段は色々あるが、国内線ドットコムで搭乗2ヶ月前に予約すると片道1万3千円くらいで行けるのでそうしている。

幕張メッセへは京葉線で向かい「海浜幕張」で下車。駅から会場入口まで相当歩くのを知らなかったため、会場に着いたのは開場の4時をすっかり越えてしまった。前日の横浜と違い幕張はオールスタンディングで、幸い整理番号が700番台と早かったため、会場内では待つことなくすーっとホールへ入る。幕張メッセ内の廊下には入場待ちの行列が出来ていた。

今回のライヴでは2つのホールを使っており、1つ目は入場待ちエリア、マーチャンダイス・エリア、クローク・エリアと並んでおり、その先のホールがライヴ会場となっている。マーチャンダイスはTシャツが5千円と、なかなか地方からの参戦者には厳しい値段が付いていた。眺めるだけで通り過ぎようとすると、何やらビデオ撮影をしている。ヘヴィメタルのドキュメンタリー映画「METAL: A HEADBANGERS'S JOURNEY 」を撮ったサム・ダン氏ではないか!そういえば今回のツアーに同行してIRON MAIDENのドキュメンタリー映画を作るということだった。インタビューされてるのは・・伊藤政則氏!!しばらく横で見ていたが、妙に政則さんが不機嫌そうだったのが印象的だった。

ちょっと一服と喫煙エリアで余裕をかましたので、ホールは結構埋まっていた。ちょうどPA卓の横付近に陣取る。STEVE HARRIS<b>の娘、LAUREN HARRISが登場するとステージから30mくらいに押し出される。幕張だから仕方ないのかもしれないが、音象がぼやけている。その中でLAURENの歌だけがクリアなため、曲が平べったい印象だ。しきりにMySpaceを見てくれと言っていたので新曲をチェックして欲しい。

場内が半暗転し「Doctor Doctor」が大音量で流れ始めると、ステージから10mくらいまで押し出された。当然「Churchill's Speech」から「Aces High」へ。STEVE HARRIS<b>がすぐそこなのは嬉しいが、もみくちゃになって何が何だかわからない。片方靴が脱げてしまい、凹みつつもサビを大合唱。奇跡的に「2 Minutes To Midnight」の間に靴を見つけるが、ここでは体力が持たないと思い少し下がって観ることにした。

BRUCE DICKINSON<vo>の声はマイクに拾われにくいんだろうか、高音を弱く感じた。声(音程)は出ているのだが突き抜けないという感じ。どの曲もサビは大合唱になるため掻き消されているのかもしれない。筆者はBLAZE BAYLEY<vo>在籍時しか見たことがなかったのだが、雲泥の差なのは間違いない。アクションもエネルギッシュで、その年齢から考えられない走り幅跳び(?)を決めていた。

そのBLAZE BAYLEY在籍時ライヴでは走り回っていたJANICK GERS<g>は逆に大人しかった。彼が加入前の曲中心だからソロもあまり弾いてないし。DAVE MURRAY<g>のソロが一番クリア、というか音がでかかったと思う。ストラト独特のトーンが美しい。筆者が見栄え的に一番かっこ良かったと思うのがADRIAN SMITH<g>。トレードマークのヘッドバンドといい、渋い出で立ちといいクールだった。この3人がステージ中央で揃ってギターを弾く様は正に貫禄で、絵画のように美しかった。

NICKO MCBRAIN<ds>の顔は、正面から見ると髑髏のように見えるドラムセットに隠れてしばらく見えなかった。彼が立ち上がるとやっと確認できた。本編後にステージ前方に出てきた時、そのガッシリした体格に驚いた。STEVE HARRIS<b>のベースは、この日もバキバキ鳴っていた。マーチャンダイスではCAPにデザインされている目をモチーフにしたワンポイント入りのTシャツを着て、彼も風貌は歳を取らない。彼と共に、IRON MAIDENになくてはならないEDDIEはステージ左側の大きな黒いロッカールーム(?)から現れた。「SOMEWHERE IN TIME 」のEDDIEと思うが、でかい小島よしおのようだった。

ステージセットは「POWERSLAVE 」のエジプトの雰囲気を基調に組んでいた。近年よく見るカメラ映像を大型モニターに写すのではなく、バックドロップを3曲くらい毎に変えていく形式。バックドロップと言ってもステージ後方を全て覆うような巨大なもので、曲が終わるとカーテンを開けるようにサッと入れ替わる。曲に合わせて色んなEDDIEが楽しめた。

セットリストはどこかを参照して欲しいが、筆者が意外だったのは「Fear Of The Dark」をやったこと。今回の企画ツアーのターゲットより新しいアルバムからの選曲だったからだ。だったら「Alexander The Great」をやって欲しかったと思うのは筆者だけか?しかし、アンコール・ラストで「Hallowed Be Thy Name」をフェイクなしで歌い上げるBRUCE DICKINSON<vo>は圧巻だった。

pic & report : YOSHI ARAYA

嘘の裏を読め