まず、間近で見れて本当に良かったと思う。平日だったせいか、会場のX-pt.は盛況とはいかなかったが、かけつけたお客さんは皆、何かを感じて帰ったに違いない。筆者は、物事を続ける才能の偉大さを見せつけられた思いだ。

ご存知ない方もいるかもしれないが、田川ヒロアキさんは盲目のギタリストだ。どうしても「盲目の」とか「変則的な左手の使い方」とかが取り上げられるが、それよりも「演奏の正確さ」「トーンの美しさ」が前面に評価されるべきだ。「あの左手は、ピアノのようにギターを弾き始めたんだろう」とライヴに誘ってくれたラウドダスのシンタロウ<g>さんが言っていたが、田川さんのホームページのアドレスが「fretpiano.com」だったので、そうだと確信した。それと、最初は変わったギターの弾き方だなと見ていたのが、ライヴ終了間際になると、右に左に移動して客を煽りながら弾いている様子が何の違和感もなく感じられたのが不思議だった。田川さんは完全にギターと一体化していた。

我々の目から見るとハンディを負っていると思える方のこういう姿を見ると、何かにつけ言い訳ばかり言ってられないなと思う。こだわって(好きで)続けることで何か成し遂げることができ、それによって他人の心をも動かせたら幸せだ。

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